革靴はスコッチグレインの黒いストレートチップと、トリッカーズしか持っていなかったので、
茶色の、それも外羽根プレーントゥのものがずっと欲しかったんです。
なんでいままで買わなかったのかというと、茶色の革靴って選ぶのがすごく難しいから。
茶色と言っても、色々な種類の茶色があるので、この茶色!というのがなかなかありません。
色だけでも選択肢がありすぎるし、内羽根、外羽根、もんくストラップ、トゥの種類、経年変化も見越して、ともなるともう、難易度青天井。
選択肢、無限。
革靴って安いものじゃないので、失敗は許されないという。
くらべて、黒い革靴はもう選びやすいことこの上ありません。
経年変化は考えなくていいし、黒さにそこまで種類は無いし、色んな服に合わせやすいし。
種類とサイズだけ見とけばいいし。
と、ずっと欲しいとは思っていたものの、これってモノが見つからないまま幾数年。
まさか古着屋で見つかるとは思いませんでした。
Wright arch preserver shoesという古靴では割と有名なものらしいです。
ここのブログに詳しく書いてあります。興味のある方は是非。
アメリカのブランドみたいですね。
古着屋においてある靴って、すごく小さいか、すごく大きいかの2択で極端なサイズが多いのですが、これは僕にぴったりでした。ミラクル。
お古の靴を履くのは少し、いや、かなり気持ち悪かったのと、理論上は革も洗えるのではないかと思ったので、実験的にお湯と石鹸で丸洗いしました。
このブログを参考にしました。
洗う前です。
よく見ると色褪せが目立ちますね。味といえば味なんですけど。
この感じもカッコいいんですが、でも今回はスパルタよろしく、バシバシに洗っちゃう。
45℃くらいのお湯に 思い切って沈めます。
この写真は浸した直後のものなのですが、
早くも、前の持ち主の汁的な茶色い何かが溶け出してます……。
洗うことにしてよかった。
完全にお湯が染み込むまで、浸します。30分くらい。
あとは石鹸をあわ立てて、手とブラシで洗います。丁寧にかつ大胆に。
充分すぎるほどすすいだら、軽く拭いてカタチを整えながら新聞紙を詰めまくります。
最初は新聞紙の吸湿力のすごさに戦慄しながら、1時間おきくらいに新聞紙を取り替えます。
艶は完全になくなり、ふにゃふにゃです。
指で押すと、水がジュワっと染み出してきます。
正直後悔しました。が、ここからが重要です。
水気が染み出してこなくなってきたら、デリケートクリームを塗りはじめ
夜寝る前にもう一度塗り、朝起きてまた塗る。
新聞紙もその都度変えながら、形を整えながら徐々に乾かしていきます。
最初、水からあげたときは、
マジかよ。革ってこんなに水を含むの?乾くの?
って、なりますが、乾きます。
風通しのよい日陰において3日くらいかかりますが、乾きます。
急激に乾かすと、多分死にます。
ゆっくり乾かしながら油分も入れるのがいい感じだと思います。
科学的にも多分そう。
あとは色つきの乳化性クリームを塗って、シャカシャカすれば!
この通り!完璧!蘇り!
まさかこんなに上手いこといくとは!
同じ時間帯、同じ角度で撮ってはいますが、全く同じ条件というわけではないので
光の加減だろ
と言われてしまえば、それまでなんですが、
甲の皺は伸びていますし、全体的に色のトーンが明るくなりました。洗う前も、古靴にしては状態がいいとはいえ、洗った後と見比べるとやっぱりくたびれてますし、色もくすんでますね。
もう、革靴の汚れ、古靴、怖くありません。
汚れたり臭くなったら洗えばええんや!
でも日々の手入れは大事。
ちなみにこの靴、色々調べてみましたが年代はわかりませんでした。
左の 8 D というのはサイズとウィズで
214080A が多分品番なんだとは思うのですが……
引き続き調べていこうとは思いますが、詳しい方がいらっしゃいましたら、是非コメントください。